支出管理サービス「バクラク」などを提供するLayerX、シリーズA累計で約82億円の資金調達を実施

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請求書処理や経費精算、法人カードを中心とした支出管理サービス「バクラク」などを提供する株式会社LayerXは、シリーズAセカンドクローズとして26.8億円の資金調達を実施したことをお知らせします。

シリーズAセカンドクローズでの資金調達は、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、三菱UFJイノベーション・パートナーズ、DIMENSION、UB Ventures、SuMi TRUSTイノベーションファンド(三井住友信託銀行とSBIインベストメントが共同で設立したCVCファンド)、みずほキャピタルを引受先としています。当社は2023年2月にシリーズAファーストクローズで約55億円の資金調達を実施しており、今回の調達によりシリーズAラウンドでの累計調達額は約82億円となります。

概要

LayerXは「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げるSaaS+Fintechスタートアップです。支出管理サービス「バクラク」シリーズを中心に、デジタルネイティブなアセットマネジメント会社を目指す合弁会社「三井物産デジタル・アセットマネジメント」、プライバシー保護技術「Anonify」で組織横断のデータ利活用を目指すPrivacyTech事業などを開発・運営しています。当社は2023年2月にシリーズAファーストクローズで約55億円の資金調達を実施しており、今回の調達によりシリーズAラウンドでの累計調達額は約82億円となります。

バクラクシリーズは、請求書処理や経費精算、法人カードなど企業の支出に関連する業務を、AIなどのサポートによって入力をかんたんにし、そして効率化するサービス群です。今回調達した資金はAI・LLMも含めたバクラクシリーズの機能追加・開発のほか、認知度向上を目的としたマーケティング、人材採用のためなどに使用します。バクラク事業の開発・セールス・マーケティングなどの展開をより一層加速させ、さらに多くのお客様にバクラクな体験をお届けしていきます。またLayerXはバクラク事業、Fintech事業(三井物産デジタル・アセットマネジメント)、PrivacyTech事業のさらなる成長に加え、これらに次ぐ第4、第5の事業の創造にも取り組んでいく予定です。

投資家一覧

・JICベンチャー・グロース・インベストメンツ
・三菱UFJイノベーション・パートナーズ
・DIMENSION
・UB Ventures
・SuMi TRUSTイノベーションファンド
・みずほキャピタル

投資家コメント

・JICベンチャー・グロース・インベストメンツ(VGI)パートナー 海北 大輔氏

LayerX社は、シリアル起業家で構成される経営陣が率いるスタートアップとして、顧客の使い勝手の良さを組み込んだ支出管理サービス「バクラク」を展開、後工程の決済を法人カードで連携し、事業成長を続けています。今回の資金調達を通じて、「バクラク」事業の更なる成長加速と、ソフトウエアテクノロジーを活用した企業間取引、FintechなどSaaSを基点にしたプロダクト、サービス群の拡大に期待しております。

 

・三菱UFJイノベーション・パートナーズ 次長 尾高 孝祐氏

今回のラウンドに参加させていただけることを非常に嬉しく思います。法人支出管理(BSM)マーケットに対して、SaaS+Fintechの切り口からマーケットを開拓していく構想に将来性を感じました。また、SaaS+Fintechを通して蓄積される「商流」と「金流」という活用可能性の高いデータの真価を引き出すための、LLMやブロックチェーンに関する高い技術力をも持っていることに強みを感じました。CVCとして、MUFGとの協業の可能性を是非模索させていただきたいと考えております。

 

・DIMENSION ビジネスプロデューサー 古家 広大氏

この度、出資させていただけたことを嬉しく思います。既に生産性の高いプロダクトですが、ユーザーから密にヒアリングを行いアップデートし続ける姿勢には圧倒されました。また、福島さんをはじめとする強靭なチームは、今後の急成長も実現し続けると感じています。質の高いプロダクトと大きな拡張性を有するLayerXが、法人支出管理から「すべての経済活動を、デジタル化する。」ことに期待すると共に、今後は多方面からご支援致します。

 

・UB Ventures 代表取締役/マネージング・パートナー 岩澤 脩様

2兆円を超えるといわれる法人支出管理市場。急速に立ち上がる市場の中で、確固たる技術力を持ってユーザーから信頼を勝ち取ってきたLayerX。今回、そのビジョンの実現を株主という立場でご一緒できることを大変嬉しく思っています。SaaS企業は持続的な成長のためにコンパウンドスタートアップ化が求められる中、LayerXはその先駆者としてロールモデルを築き、日本を代表するSaaSとしてさらなる進化をされることを確信し今回の出資を決めました。UB Venturesは、自らが経験してきたSaaSノウハウを活かしLayerXの成長に貢献をしていきたいと思います。

 

・三井住友信託銀行 常務執行役員 坂上 雄彦氏

「すべての経済活動を、デジタル化する。」――人口減の中、この国の課題である生産性向上の実現に向け、真摯に、果敢に取り組んでいるLayerX。素晴らしい経営者である福島さんのもと、テクノロジーを駆使し、お客様のペインにマッチした、徹底的に使いやすさに拘ったプロダクト開発を推進する姿勢は、必ずやこの国のデジタル社会への発展を牽引してくれると信じています。これまで、三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社でご一緒させていただいておりましたが、志高い福島さんと、改めてご一緒できることを大変嬉しく思っています。この国の社会的課題解決に向け、共に挑んでいきたい、そんなLayerXを全力で応援したいと思っています。

 

・みずほキャピタル インベストメントマネジャー 藤田 峻介氏

この度、福島CEOをはじめとする経験豊富な経営陣や素晴らしいメンバーの方々とご一緒できる事を大変嬉しく思います。LayerX様は「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに法人支出管理への深い理解を裏付けに、高い開発力を駆使して複数のプロダクトを展開されています。徹底的なユーザーヒアリングと現場の課題に真摯に向き合う事で更に多くの企業のデジタル化を推進していく事を期待しております。今後も力強い成長を遂げられるLayerX様に対し、みずほグループ総力を挙げてサポートして参ります。

 

バクラクとは

バクラクは、請求書処理、経費精算、稟議申請、法人カードなどの支出管理をなめらかに一本化するサービスです。電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応し、業務効率化と法令対応の両立を実現します。

https://bakuraku.jp/

株式会社LayerX 概要

LayerXは、「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げるSaaS+FinTechスタートアップです。 法人支出管理サービス「バクラク」を中心に、デジタルネイティブなアセットマネジメント会社を目指す合弁会社「三井物産デジタル・アセットマネジメント」、プライバシー保護技術「Anonify」で組織横断のデータ利活用を目指すPrivacyTech事業、大規模言語モデル(LLM)関連技術を活用し組織内の知識活用や効率化に関する事業化を目指す LayerX LLM Labsなどを開発・運営しています。

設立:2018年8月
代表者:代表取締役CEO 福島良典 / 代表取締役CTO 松本勇気
所在地:東京都中央区日本橋堀留町1-9-8 人形町PREX 2階
資本金(準備金含む):112.6億円

コーポレートサイト:https://layerx.co.jp/
採用サイト:https://jobs.layerx.co.jp/
お問い合わせ:https://layerx.co.jp/contact

事業サイト:
・バクラク:https://bakuraku.jp/
・三井物産デジタル・アセットマネジメント:https://corp.mitsui-x.com/
・Anonify:https://www.anonify.layerx.co.jp/

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